小笠原 正卓
昭和51年(1976年1月1日生まれ)
平成16年(2004年)新潟大学大学院修了・歯学博士取得
平成16年〜平成19年(2004年〜2007年) 新潟大学歯学部・医歯学総合病院勤務
(専攻:歯科補綴学→失われた歯を人工物により回復するのを研究する学問)
大学病院や研究室で、失われた歯をいかに人間の歯に近づけて回復させられるかを勉強、研究、実践してきましたが、「自分の歯」を超える「人工の歯」は存在し得ないことも学びました。
平成19年(2007年) 小笠原歯科医院に副院長として勤務 大学院在学中、大学病院在職中に学んだことを、生まれ故郷の皆様にお役立てできるよう、父:院長と一緒に小笠原歯科医院で診療に従事することにしました。
大館に戻ってからもお口にトラブルを抱えた患者さんの悩みをすこしでも解決して差し上げようと努力して参りました。しかし、我々が最も考えるべきである「皆様の歯を守る歯科医療」を提供することの難しさに悩む毎日でした。特に、以前に歯内治療が施された歯が抱えるトラブルについて、頑張って解決しようとするのですが、様々な要因により重症化してしまっている方々がほとんどで、結局は抜歯をせざるを得ないことを患者さんにお話ししなければならず、悩んでおりました。
歯内療法分野の悩みは、私が歯科医師になるため大学で勉強している時から持っていました。同時に、海外で学んでこられた先生のご講演に触れる機会を多数与えられてから、「しっかり治療すれば歯を失わずに済む」ことは何となくわかっていました。
歯科医師になってからも、数多くの勉強会に出席して勉強し、皆様の歯を抜かなくて良い状態に救おうと、様々な努力をして参りました。
平成25年(2013年) Penn Endo Study Club in Japan Class of 2014参加・受講
「歯内療法について真剣に学びたい」と模索していたとき、すごいスタディグループがある事を耳にしました。Penn Endo Study Club in Japanです。これは、世界の歯内療法分野の臨床研究をリードするペンシルバニア大学の歯内療法学科大学院を日本で初めてご卒業なさり、現在は東京で歯内療法専門医としてご活躍の石井宏先生がご主宰される歯内療法専門医グループです。このグループが運営する年間コースは、アメリカの専門医大学院教育課程を日本人歯科医師向けにアレンジした非常に高レベルなもので、他の日本に存在する教育プログラムとは一線を画すものであります。受講に際し、毎年全国から多数の応募があり、さらに受講には歯科用顕微鏡やその他の歯内療法に用いる治療機器をすべてそろえ、治療体制も専門医が行う治療体制を導入するなど、ハードルが非常に高いもので、それを整えた上で面接による試験があるのですが、私はClass of 2014のメンバーに加えていただき、勉強する機会をいただきました。このコースの内容は非常にハードで、知識においては治療する上での基礎となる昔の研究や、これからどんどん進歩して行くであろう最新の研究まで実に200編くらいの英語論文を読みました。また、治療技術においても、テクニックを磨くため、実習室での実習をみっちり行い、そこで身につけたテクニックを駆使して行った、皆様への治療を講師陣の先生に評価していただき、その結果を次の治療に生かすということを1年間かけて行ってきました。さらに、そのコースの締めくくりとして、アメリカ・ペンシルバニア大学へ実際に訪問し、さらに教育を受けて参りました。
2015年には、PESCJ歯内療法認定医への試験を受験して合格。歯のトラブルでお困りの皆様の問題が解決出来る歯科医師として、さらに、一般の歯科医師の先生方に我々のコンセプトを お伝えすることにより、国民の皆様の健康に寄与できるであろう歯科医師としての認定を受けました。現在、東北には2人のPESCJ歯内療法認定医がおり、その1人として活動しております。
メディア掲載
- ・大館新報
- ・NHK秋田「ドクターこまち出演」
- ・北鹿新聞
所属
- ・Penn Endo Study Club in Japan 所属(Class of 2014受講)
- ・PESCJ歯内療法認定医
- ・ペンシルバニア大学歯内療法学科 Microsurgery Training Course修了
- ・AAE(American Association of Endodnotics:アメリカ歯内療法学会)会員
- ・日本歯内療法学会会員(東北支部設立準備委員会発起人メンバー)
- ・東北歯内療法学会理事(副事務局長)
認定書
- <講演内容>
- 【日時】2014/6/15 【主催】松風 【対象】受講生
松風エンドセミナーアシスタント
- <講演内容>
- 【日時】2014/8/23 【主催】桜歯会 【対象】会員
予知性の高い歯内療法のために
- <講演内容>
- 【日時】2015/8/1 【主催】大館北秋田歯科医師会 【対象】会員
歯を救うために ~予知性の高い歯内療法のために必要なこと~
- <講演内容>
- 【日時】2015/8/30 【主催】JEA東北支部 【対象】一般
歯内療法の潮流 ~秋田から始めるエンド~「診査・診断・前処置」
- <講演内容>
- 【日時】2015/9/12 【主催】東京歯科大学同窓会秋田支部 【対象】会員
予知性の高い歯内療法のために
- <講演内容>
- 【日時】2016/2/28 【主催】デンツプライ三金 【対象】受講生
セミナーアシスタント
- 2013/3/6
- 北鹿新聞 口から始まる健康「本当は怖い歯の外傷」
- 2013/10/7
- NHK ドクターこまち「根尖性歯周炎について」
- 2014/6/14
- 大館新報 一般記事「Penn Endo Program in Japanを修了して」
- 2014/9/19
- ABSラジオ 「根尖性歯周炎について①」
- 2015/9/1
- 北鹿新聞 若手世代が描く北鹿未来図「歯を残す治療を広めたい」
- 2016/2/20
- ABSラジオ 「根尖性歯周炎について②」