異常とも言える診療報酬の評価の下で、世界中にエンドの問題をCriticalに解決出来る素晴らしい材料や方法があるにもかかわらず、それを医療とは関連のない理由のせいで使用できず、お困りでいらっしゃると思います。それでも先生方は、皆様の医院にいらっしゃる患者さんの歯を救おうと日々奮闘なさっていることと存じます。
我々は主に北米で行われている、最新かつ世界基準の知識技術を学ぶ機会を与えられ、それを実践し一人でも多くの人の、1本でも多くの歯を根尖性歯周炎から救おうと努力しております。
先生方がお困りの症例がございましたら、是非、ご一報いただけませんでしょうか?
エンドの問題については、我々が解決出来るよう努力し、その歯を保存可能にした上で、患者さんには先生方の医院にお戻りいただき、その後の歯冠修復を行っていただきたいと存じます。
当院ではセカンドオピニオンをご希望なさる患者さんを多数受け入れております。
先生方よりこれまでの経過や検査結果などをお預かりし、必要であれば追加の検査を行い、我々の意見を先生方や患者さんにお伝えし、先生方の治療がスムーズに進むようお手伝いをしております。
先生方の患者さんからセカンドオピニオンを求められた際には、是非ご相談ください。
こちらの用紙にご紹介いただける患者さんの情報をご記入いただき、当院までFAXにてご連絡ください。
患者さんには我々からお電話にてご連絡を差し上げ、当院での治療のご予約をいただきます。
患者さんにご来院いただき、治療を開始いたします。(抜髄などのイニシャルトリートメントの治療回数:1回〜2回、再治療の治療回数:2回〜3回)
治療が終わりましたら、速やかに患者様に先生方の医院にお戻りいただき、以後の修復治療を行っていただきます。歯内療法の結果については、歯髄腔内、根管内の状態を顕微鏡にて撮影した写真やレントゲン写真を含めた報告書をお送りいたします。
歯内療法後の歯冠修復は出来るだけ速やかに行っていただくようお願いいたします。セメント仮封のままで長期間放置してしまうと再び細菌感染が起こってしまい、治療が無駄になってしまいますのでご注意ください。
当院にてレジンや必要に応じてファイバーコアによる築造をお勧めいたします。
根管充填後、ラバーダム防湿など無菌的環境を保った状態で、即時に接着性材料にて築造を行うことで、細菌の再感染のリスクを下げることが出来ます。最近の海外の研究では、即時に築造を行うのと、一度仮封の状態で予約を取り直して築造を行うのでは治療の成功率に差がでることも報告されています(3)。先生方と患者さんのご理解をいただけましたら、無菌的環境下での即時築造を行いますのご検討くださいますようお願いいたします。
(3)Goldfein J, Speirs C, Finkelman M, Amato R. Rubber dam use
during post placement influences the success of root canal-treated teeth.
Journal of endodontics 2013;39(12):1481-1484.